芳賀・宇都宮LRT、車両メーカー公募に「あの海外メーカー」も

芳賀・宇都宮LRTの車両メーカー公募に対して、参加申請書類を提出した3社の内、1社は「あの海外メーカー」の模様です。

詳しくはこちら→ 東洋経済ONLINE 2018年1月7日掲載

芳賀・宇都宮LRTは、車両設計事業者を選定するため「公募型プロポーザル方式」による車両メーカー募集を公告しました。LRT(軽量軌道交通)整備事業への参加意思を各メーカーに問いかけるための参加申請書類は、2017年11月15日が提出期限で、宇都宮市は3社から参加申込書を受け取っています。
宇都宮市は、参加申込書を提出してLRT事業への参加意志を表明したメーカー3社に対して、LRT路線の概要図や技術提案書を作成するために必要な資料などを配布しました。参加意志を表明した各メーカーは、市側から配布された資料を参考に、最終的に入札するかどうかを現在検討しています。
各メーカーから宇都宮市への審査書類の最終提出期限は、2018年1月19日です。

 

芳賀・宇都宮LRTは、栃木県内の東武鉄道・真岡鐵道・JR在来線などと同じ軌間(レール幅)1,067mmを採用します。
これは国際的には「狭軌」に含まれる軌間で、将来的な県内各鉄道への接続・乗り入れも視野に入れています。
世界的に多数のLRV(ライト・レール・ヴィークル/LRT用の車両)納入実績がある「あの海外メーカー」は、軌間1,435mmの「国際標準軌」用LRVしか開発していないため、芳賀・宇都宮LRTに参入するためには狭軌用の台車を新規開発する必要があります。
このため、最終的に「あの海外メーカー」が入札することになる場合、追加の開発費を投入しても参入の意義があると判断しているということを意味します。

 

※なお、本投稿の投稿時点(2018年1月7日10:30)では、審査書類の最終提出期限を迎えておりませんので、特定のメーカー名を明記することは差し控えます。ご了承ください。