「交通問題の鍵は、LRT・バス・電車など公共交通の利用をさらに増やすことで、インフラ開発を継続する必要があります」
詳しくはこちら→ Metro Report 2017年12月11日掲載
アイルランドの首都ダブリンで、LRT(軽量軌道交通)「ルアス」が2017年12月9日に延伸開業しました。
今回延伸したのは、2路線ある内の「グリーンライン」。従来の起点セント・スティーブンス・グリーンから、市内中心部方面へ延伸し、途中で従来接続していなかった「レッドライン」と交差して、鉄道の駅があるブルームブリッジを結ぶ、5.9kmの区間です。
従来「グリーンライン」と「レッドライン」の乗り換えには最短でも徒歩10分ほどを要していましたが、今回の延伸開業により100mほどの移動で済むようになりました。
ダブリン市長は、「新設区間の開業によって労働者の通勤が容易になり、沿線のビジネスやサービスがしやすくなるでしょう」と語った上で、「私たちの街の交通問題の鍵は、LRT・バス・鉄道などの公共交通機関の利用がますます増えていくことです。交通インフラの開発を継続していく必要があります」と述べています。
交通利便性を高めることは、都市の魅力増大に大きく寄与します。
宇都宮市も、東西基幹交通のLRTとバスネットワークを有機的に連携させることで交通利便性を高めて、市内各拠点エリアを公共交通で結節する「ネットワーク型コンパクトシティ」づくりを推進し、魅力を高める取り組みに着手しています。