富山、南北LRT接続で年間利用者15万人増加の試算

富山市は、富山駅南北のLRTが接続すると、利用者は年間15万人増えるという試算を明らかにしました。

詳しくはこちら→ 北日本放送 2017年6月8日報道

富山駅の北側には「富山ライトレール」、南側には「富山地方鉄道」富山市内軌道線が走っていて、駅の高架化工事が終わり次第、南北の軌道接続工事と直通運転の実施を予定しています。
現時点では南北の軌道は接続されていませんが、北陸新幹線が開業した際、将来の南北接続に向けて南側の富山地鉄軌道線の停留所改良工事が実施され、いつでも南北接続できるようになっています。

2016年度の輸送人員は、富山ライトレール(駅の北側)が200万人、富山地鉄軌道線(駅の南側)が507万人でした。
今回明らかになった試算は、富山市が利用者や沿線住民にアンケートを実施した結果、南北接続後の年間輸送人員を推計したものです。
年間15万人の増加は、2016年度の実績と比較すると2%増加することになります。

芳賀・宇都宮LRTも、JR宇都宮駅の東西乗り越えと、駅西側への早期延伸を求める意見が相次いでいます。
ターミナル駅を挟んで向こう側に直通できることは、需要を喚起するうえで効果が大きいといえます。