えちぜん鉄道、新型低床LRV「ki-bo」報道公開

えちぜん鉄道は、福井鉄道との相互乗り入れに向けて導入した低床電車「ki-bo(キーボ)」を報道公開しました。

詳しくはこちら→ 福井新聞 2016年2月27日報道

えちぜん鉄道は、福井鉄道との相互乗り入れに向けて導入した低床電車「ki-bo(キーボ)」を報道公開しました。http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/railway/90250.htmlえちぜん鉄...

雷都レールとちぎさんの投稿 2016年2月27日

えちぜん鉄道三国芦原線(みくにあわらせん)と福井鉄道福武線(ふくぶせん)は、福井市の田原町(たわらまち)駅で接続しています。

従来は乗り入れは実施していませんでしたが、駅を大規模に改良・改修して、相互乗り入れに向けて工事が進められてきました。

 

両社の相互乗り入れ区間は、えちぜん鉄道側は三国芦原線の鷲塚針原駅まで、福井鉄道は福武線の越前武生駅までです。

福武線は福井市の中心市街地では軌道線(路面電車)になっていて、相互乗り入れにあたっては両社が超低床LRV(LRT用の車両)を用意することになりました。

 

えちぜん鉄道が用意した超低床LRVは「L形」で、「ki-bo(キーボ)」という愛称が名付けられました。

すでに登場している福井鉄道の「F1000形」の編成を短くした構造で、編成の長さは18.7m、車体の幅は2.65mです。

 

鉄道区間と軌道区間の相互乗り入れは、かつて名古屋鉄道などが実施していたことがあるほか、今でも広島電鉄などで実施しています。

ドイツやフランスなどでは、市街地のLRT・路面電車から、郊外や他都市を結ぶ鉄道路線に直通運転する「トラムトレイン」が各地で運行されていて、公共交通ネットワークを拡大することに大きく役立っています。