富山ライトレールの駅直下への乗り入れなど認定

国交相は、富山市・富山ライトレール・富山地方鉄道が申請していた「軌道運送高度化実施計画」の変更を12月7日付けで認定しました。
詳しくはこちら→ レスポンス 2015年12月8日報道

国交相は、富山市・富山ライトレール・富山地方鉄道が申請していた「軌道運送高度化実施計画」の変更を12月7日付けで認定しました。http://response.jp/article/2015/12/08/265688.html今回、富山...

Posted by 雷都レールとちぎ on 2015年12月8日

今回、富山市・富山ライトレール・富山地方鉄道の3者が申請していた内容は、富山駅の高架化事業の進捗に合わせて富山ライトレールを高架化した富山駅の直下に乗り入れ、すでに富山駅直下への乗り入れを実現した富山地方鉄道の富山軌道線と接続・直通化を図ることなどです。

(1)富山ライトレールを高架化した富山駅の直下に乗り入れて、富山地方鉄道の富山軌道線と接続・直通化を図ること。
(2)新たにインテック本社前~奥田中学校前間に永楽町(仮称)停留所を設置して、永楽町~奥田中学校前間(約340m)を複線化すること。
(3)富山ライトレールが保有する車両(7編成)を富山市に譲渡して、1編成増やすこと。

富山駅南北のLRT・路面電車を一体化する事業について、北側のLRTを駅直下まで整備・運行するなどの計画が12月7日付で認可されることになりました。http://www.knb.ne.jp/news/detail/?sid=9614富山...

Posted by 雷都レールとちぎ on 2015年12月4日

「軽微な事案」と認定されたことで、2020年3月の富山駅乗り入れ・南北直通の実現に向けて、大きく動き出すことになります。
また、富山駅~奥田中学校前の1.19kmを「軌道運送高度化実施計画」の対象に加えて上下分離方式に変更し、新たに永楽町(仮)電停を設置、永楽町~奥田中学校前(約340m)を複線化すること、現在は富山ライトレールが保有している電車を富山市に譲渡したうえで1編成を増備することなどです。

富山ライトレールの富山駅への乗り入れ・南北直通運転が実現すると、岩瀬浜~富山駅の電車に加えて、富山軌道線に直通して環状線経由で富山駅に戻ってくる直通電車を運行する計画です。
電車の運行間隔は朝夕のラッシュ時は10分間隔、それ以外のオフピーク時は15分間隔で、オフピーク時は2本中1本が直通電車になります。

国土交通大臣の認定を受けて、まず2016年度から永楽町~奥田中学校前の複線化工事を実施し、富山駅の在来線の高架化が完了した後、2018年度から富山ライトレールの富山駅直下への乗り入れ工事は実施します。
これらの事業が完了して、富山ライトレールが富山軌道線に直通運転を開始するのは、2020年の予定です。