岡山市、岡山電気軌道の岡山駅前への乗り入れ方法を「平面乗り入れ」など3案に絞り込む

岡山市は、市中心部を走る路面電車「岡山電気軌道」のJR岡山駅東口広場への乗り入れ方式について、12案の中から「平面乗り入れ」など3案に絞り込みました。

詳しくはこちら→ 山陽新聞 2015年3月25日報道

岡山市は、市中心部を走る路面電車「岡山電気軌道」のJR岡山駅東口広場への乗り入れ方式について、12案の中から「平面乗り入れ」など3案に絞り込みました。http://www.sanyonews.jp/article/151250/1/乗...

Posted by 雷都レールとちぎ on 2015年3月24日

乗り入れ方式の採用候補として絞り込まれたのは、「平面乗り入れ」「歩行者デッキ設置・直線形」「歩行者デッキ設置・円形」の3案です。


「平面乗り入れ」は、現在の岡山駅前電停から軌道を延伸して、市道(市役所筋)を横切って東口広場に達する案です。

「歩行者デッキ設置・直線形」は、軌道は延伸せず、JR岡山駅の2階部分にある東西連絡通路から岡山駅前電停まで、歩行者デッキを延長する案です。

「歩行者デッキ設置・円形」は、「直線形」と同様で、軌道と駅真電停はそのままに、歩行者デッキを延伸する案で、駅前交差点上部分のデッキを円形にして、4方向に上り下りできるようにします。


岡山市は、2015年秋をめどに、いずれか1案に決める方針です。


鉄道のターミナル駅への路面電車やLRTの乗り入れは、乗客の利便性を高める効果だけでなく、拠点駅からの二次交通を充実させる点で大きな効果があることから、国内外でさまざまな形で実現しています。

国内では、豊橋鉄道の軌道線(東田本線)をJR豊橋駅前へ約150m延伸して駅前停留所を移設した例や、九州新幹線の開通に合わせて熊本市電の熊本駅前停留場をJR熊本駅の駅前広場に隣接するよう移設した例があるほか、最近ではJR富山駅の高架化に合わせて南北からの軌道を駅直下に乗り入れた例や、JR高岡駅の駅ビルに路面電車(万葉線)が直接乗り入れた例などがあります。

今後は、JR福井駅の西口広場に福井鉄道の軌道線(福井駅前線)を乗り入れる計画や、JR宇都宮駅の2階部分をLRTが東西横断する計画(5ルートについて検討中)などがあります。