東急電鉄、LRTの軌道整備・運転士養成などの技術協力に応じる見通し

宇都宮市が芳賀町と共同整備するLRTについて、東急電鉄が技術協力に応じることが関係者への取材で明らかになったと下野新聞が報じています。

詳しくはこちら→ 下野新聞 2015年2月3日報道

東急電鉄(東京急行電鉄)は、都心部を中心に数多くの鉄道路線を運行するほか、現在でも軌道線(路面電車)である世田谷線(三軒茶屋~下高井戸間、5.0km)の運行を続けています。
世田谷線は、1日平均約11万人の乗客が利用しています。

 

関係者によると、宇都宮市が昨年(2014年)民間軌道事業者にLRT事業に参画する意向があるかどうか調査した結果、県内外の複数の交通事業者から関心が寄せられています。
その中には、軌道の整備や運転士の養成など、開業前に必要な技術協力に応じる事業者も複数社あって、東急電鉄はその内の1社とのことです。
宇都宮市と芳賀町が共同整備するLRTは、軌道法に準拠して整備するため、鉄道の運転士とは異なる免許(乙種動力車操縦者運転免許)が必要になります。
宇都宮市は、運転士の養成所を設置している東急電鉄から協力を受ける見通しであると下野新聞は報じています。

 

宇都宮市は、2019年度のLRT開業を目指しています。2014年度中には事業運営の枠組みを決定して、スムーズな整備を進めたいとしています。