宇都宮市長、LRTの西側区間について東北道に新設予定の大谷スマートICまで延伸を検討

宇都宮市の佐藤栄一市長は、LRT(軽量軌道交通)の市内計画区間について、当初計画では西端にあたる桜通り十文字付近から、東北自動車道との結節部までの延伸を検討すると表明しました。

詳しくはこちら→ 下野新聞 2014年12月5日報道

佐藤市長の発言は、市議会一般質問で議員からの質問に答えたものです。

芳賀町と宇都宮市が共同で導入に向けた準備を進めているLRTは、当初計画では桜通り十文字付近~宇都宮テクノポリスセンター地区の約15kmが「計画区間」で、その内JR宇都宮駅~宇都宮テクノポリスセンター地区の約12kmを「優先整備区間」として先行導入します。

2013年、芳賀町から同町内への延伸要請を受けて、宇都宮テクノポリスセンター地区~本田技研北門まで約3kmも「優先整備区間」に含めていて、現在はJR宇都宮駅~ホンダ技研北門までの約15kmを「優先整備区間」として準備が進められています。

一方、宇都宮市内の計画区間の内、JR宇都宮駅西側の「計画区間」に含まれているのはJR宇都宮駅~桜通り十文字付近までの約3kmで、同区間についてはバス会社などとの調整を行ったうえでなるべく早期に整備する方針です。

今回佐藤市長が表明したのは、LRTを東北自動車道との結節部まで延伸することを検討するというものです。市長が西側のLRT導入ルート延伸などの可能性に触れたのは初めてのことです。
LRTの導入を想定している県道70号線(大谷街道)と東北自動車道が交差する地点には、2020年度までに「大谷スマートインターチェンジ」が整備される予定で、市長の今回の発言はLRTと高速バスとの連携も視野に入れたものです。


佐藤市長は、さまざまな交通手段がスムーズに連携する検討を進める中で、LRT西側ルートの延伸や、交通結節点(トランジットセンター)整備の必要性を検討していくと答弁しています。