第7回「人と環境にやさしい交通をめざす全国大会」in 宇都宮、約500人が参加

第7回「人と環境にやさしい交通をめざす全国大会」in 宇都宮(主催:同実行委員会)が2014年11月29日(土)に開催され、市民や交通関係者など約500人が参加しました。

詳しくはこちら→ 下野新聞 2014年11月30日報道

午前の「研究発表大会」(会場:宇都宮共和大学・宇都宮シティキャンパス)では、「新交通システム」「交通まちづくり」「鉄道」「バス」「交通政策」などのテーマ別の分科会に分かれて、応募した約60の団体や個人が研究成果を発表しました。

午後の「市民フォーラム」(会場:ホテルニューイタヤ)は、本大会の実行委員会副会長を務めた弊会「雷都レールとちぎ」代表・奥備一彦による開会の挨拶に続いて、栃木県の福田富一(とみかず)知事、宇都宮市の佐藤栄一 市長、国土交通省の望月明彦 大臣官房技術審議官が来賓挨拶。

基調講演は、関西大学の宇都宮浄人(きよひと)教授による「地方都市の交通まちづくり」。
地方都市の衰退は、マイカー依存と公共交通サービス低下がマイナスのスパイラルとなって進行した結果で、持続可能な都市の姿ではないと説明。この悪循環を断ち切るには、公共交通を「都市の装置」と位置づけて充実させて、行政と企業と市民が一体となって交通まちづくりを推進する重要性を説きました。

続いて、宇都宮市の荒川辰夫副市長が「宇都宮市におけるまちづくり」と題して、市が目指している「ネットワーク型コンパクトシティ」の説明と、導入に向けて準備が進むLRT(軽量軌道交通)について現状の報告、今後の課題などについて説明しました。


後半のパネルディスカッションは、「みんなで創ろう宇都宮の交通まちづくり」と題して、既存鉄道とLRTの連携や、自転車を活用したまちづくりを進める上で、どのようなメリットや課題があるのかを議論しました。