台湾・高雄のLRT、車両第一陣が製造国スペインから到着

台湾南部の高雄市ではLRT(軽量軌道交通)環状線の建設が進んでいて、このたび車両の第一陣が製造国スペインから到着しました。
詳しくはこちら→ レスポンス 2014年9月15日報道

 

高雄市のLRTは、2015年に8.7kmの区間を部分開業して、2019年には残りの13.4kmの区間を開業予定で、全長22.1kmの環状線となる予定です。
 軌間(2本のレール幅)は1,435mmの国際標準軌です。

使用するLRV(LRT用の車両)は、スペイン「CAF」社製の「Urbos」シリーズで、1編成の全長は34.2m、5車体連接構造です(動画では2編成を連結しています)。
すでに世界各地に導入された実績がある車両シリーズで、台湾の夏の暑さに対応して、空調機能を強化しています。
また、一部区間に架線レス(架線がない区間)を設けるため、車両にバッテリーを搭載して、停車中に急速充電できる装置を搭載します。

今回スペインから到着した車両は、今後検査や試験を行うほか、軌道上での試運転も実施します。