宇都宮浄人氏・ヴァンソン藤井由実氏のLRTとまちづくりに関する論説記事が掲載される

読売新聞「関西よみうり懇話会」にて、関西大学の宇都宮浄人教授と、ビジネスコンサルタントのヴァンソン藤井由実氏によるLRTとまちづくりに関する論説記事が掲載されました。
詳しくはこちら→ 読売新聞 2014年8月2日掲載

 

宇都宮浄人(きよひと)教授は、誰もが安心して利用できる交通システムが求められる今、容易に乗降でき、バスより運行時間が正確で、より多くの乗客を輸送できるうえに、建設費がモノレールや地下鉄より大幅に低廉なLRT(軽量軌道交通)を選択するメリットは多々あることを紹介しています。
また、LRTは単に整備すれば良いのではなく、中心市街地と郊外を結ぶ交通軸として、既存の鉄道ネットワークを補完する手段として、あるいは中心市街地の回遊性を高めるのツールとして整備するなど、都市計画の中にどう盛り込むかが重要であるとも説明しています。


ヴァンソン藤井由実氏は、フランスの地方都市・ストラスブールが都市再生のツールとしてLRTを導入し、交通網の総合的な見直しを進めた結果、ヨーロッパ各地のお手本になった事例を紹介しています。
ストラスブールでは自動車を排除するのではなく、市街地の外縁部に環状道路を整備して中心街への不要不急な流入量を減らしたり、LRTとバスの運賃を共通化するなどさまざまな施策を講じた結果、以前は7割以上だった中心市街地の自動車利用者は5割を切り、公共交通機関の利用者は倍増して、市の人口も増加。
住みやすい街を創出するためには「どのような街にしたいか」というグランドデザインが不可欠であると説明しています。

 

 

なお、宇都宮市は鉄道・LRT・幹線バス・支線バス・地域内交通などの公共交通ネットワークによって市内各地のさまざまな機能の拠点地域を結節する「ネットワーク型コンパクトシティ」をグランドデザインとして、都市の魅力と価値を高めていく方針です。