宇都宮市、LRTのJR宇都宮駅横断ルートに3案を検討

宇都宮市は、11月21日(木)に開催した「芳賀・宇都宮基幹公共交通検討委員会」初会合で、LRTがJR宇都宮駅を東西横断するルートについて、北側、中央、南側の3ルートを検討中と報告しました。

下野新聞 2013年11月22日報道

報告によると、横断ルートはいずれも東北新幹線の高架(3階部分)の下(2階部分)で、在来線(1階部分)の上を通ります。

北側ルート」案は、西口大通りから駅西口の駅前ロータリーを北上して、現在の市営駅西中央駐車場付近で駅方向に曲がり、駅を横断するルートです。


中央ルート」案は、西口大通りから駅西口の駅前ロータリーを北上して、タクシープール付近で駅方向に曲がり、駅を横断するルートで、3ルートの中では最短距離となります。


南側ルート」案は、西口大通りから駅西口の駅前ロータリーを南下して、関東自動車(関東バス)車庫付近で駅方向に曲がり駅を横断するルートです。

3ルートとも、JR宇都宮駅を横断したら、駅東側の「鬼怒通り」(市道1525号線)につなげることを想定しています。

JR宇都宮駅の東西横断工事は、6年以内に開業予定の先行整備区間(JR宇都宮駅~芳賀工業団地付近)を整備した後になる見通しです。
宇都宮市はJR東日本と協議して、乗り換えの利便性、駅施設への影響、建設工事費などの課題を洗い出す方針です。

 


交通機関は、他の交通機関との乗り換えが容易なほど、相乗効果で生まれて利用者が増加します。
エスカレーターやエレベーターを設置してバリアフリー対策を進めることも有効ですし、乗り換えのための移動時間、移動距離を最小化することも重要です。

JR宇都宮駅での乗り換えを便利にすることは、LRT導入による投資効果、波及効果を最大化しますので、今後具体的な検討が進むことが期待されます。