近畿車輛、次世代省エネルギー型バッテリー電車を開発

近畿車輛は、「第3回鉄道技術展」(2013年11月6日~8日開催)の自社ブースで、次世代省エネルギー型バッテリー電車「HARMO(ハルモ)」や、そのLRV版「omniTRAM(オムニトラム)」などの先進技術を紹介しました。

詳しくはこちら→ レスポンス 2013年11月7日報道

 

「HARMO(High-efficiency Advanced Railcar for Multi Operation/ハルモ)」は、さまざまな給電方法に対応できるバッテリー電車です。
1両で運行できるよう両運転台タイプ(車両の両端に運転席を設置)が基本で、ローカル線での1両編成から都市部での長い編成まで、柔軟に対応できます。
給電方式と制御システムは、路線ごとの事情によって複数の組み合わせが可能です。

「自己充電方式」は、発電用ディーゼルエンジンを搭載して、バッテリーに充電した電力でモーターを駆動させて走行します。
「スポット充電型」は、駅などで急速充電して、架線がない区間ではバッテリーの電力で走行します。
「架線充電型」は、電化区間では架線から集電して走行しながら充電を行って、非電化区間ではバッテリーの電力で走ります。直流電化区間用と交流電化区間用の両方に対応します。
「DEC型」は、「自己充電方式」と同じく発電用ディーゼルエンジンを搭載しますが、バッテリーは搭載しない「電気式ディーゼルカー」のことです。
バッテリー搭載型の場合、蓄電した電力で走れる距離は約10kmです。

いずれのタイプも、駆動系を電動化することで電車並みの加速・減速性能を実現できますし、機器を共通化することでメンテナンスが容易になります。


「HARMO(ハルモ)」のLRV版といえるのが「omniTRAM(オムニトラム)」です。
先年アメリカ各都市で試験走行を行って注目を集めた「ameriTRAM」(アメリトラム)と同じく、大容量バッテリーを搭載して、停留場などの拠点で急速充電を行うことで、架線がある区間でも架線がない区間でも運行できます。
給電方式と制御システムは、「HARMO」と同じく、路線ごとの事情によって複数の組み合わせが可能です。
 電化区間はもちろん、景観保護を求められる架線レス区間や、非電化区間・非電化路線への乗り入れにも柔軟に対応できます。